に「日本の森の現状」を聞きました。

ジュンペイくん

Dr.クラッチ

 

日本の森林面積はどれくらいですか?
 
     日本の面積の3分の2くらいを占めています。すごい広い面積です。
日本の森は減っているのですか?
 
     減っていません。面積は100年前からほとんど変わっていません。
人口が増えて木材もエネルギーもたくさん使うようになったのにどうして減っていないのですか?
 
     木材もエネルギーも外国から大量に輸入しています。木材は80%を輸入に頼っています。  
森が減っていないなら、日本の森には何の問題もないのでは?
 
     いいえ、問題があります。
どんな問題ですか?
 
     植林した森が利用できるようになるまでには、定期的に間引き(間伐)してあげないといけないのですが、それをしないで放っておくと、木材を生産できない森になってしまうだけでなく、森が不健康、不安定な状態になり、雨、雪、風、地震などに対して弱い森になってしまうのです。
例えばどんな問題が起きているのですか?
 
     大雨が降ると森が根こそぎ崩れ、川に流木が流れ出します。例えば 2000年の東海豪雨の際には矢作ダムに50年分の流木が一夜にして流れ込みました。



 

2004年には徳島県那賀川や三重県宮川で流木が発生し、宮川の流木は伊勢湾を横断して知多半島に流れ着きました。


また同じ年の別の台風では、兵庫県や岡山県で強風のため、広い面積の木がいっせいに全部倒れるという災害も発生しています。
災害は、どんな森でも発生しますが、不健康な森は、災害に対して弱い森なので、健康な森であれば災害にならなくても、不健康なために災害になる可能性があります。
 
私たちの生活に関係があるのですか?
 
     あります。最近では、想定していた大雨よりも大きい雨が降ることがあります。そのような雨に対してはダムや堤防の力にも限界があり、川の水が堤防を越えて住宅地にあふれてきます。そのときに流木が流れてくると被害がものすごく大きくなります。
また、小さい川では、流木が橋につまってしまい、そこから水があふれ出して水害になります。
森を健康に保つことが、水害を減らすことにつながるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
     川の上流の森のうち、不健康な森がいまどれくらいあるかをまず知ることです。現状をまず知らなければ対策もできません。
不健康な森の割合は役所が調べているのではないでしょうか?
     調べる義務が、法律上ないので、調べていません。独自に「森づくり条例」などを定めている自治体は、調べているところもあります。しかし森はあまりに面積が広いので、どんなに努力しても限界があります。
森を所有している人が定期的に自分の森の状態を届けているのでは

 
   届出の義務は、法律上ありません。自分の森が不健康なのかどうか、知らない人がたくさんいます。
それはよくないですね。どうしたら調べられますか?
     「森の健康診断」は、森を歩いて楽しみながら、ついでに不健康な森の割合も調べてしまおう!という催しです。誰でも気軽に参加でき、森の中で簡単な測定をするだけで、自分の川の上流の森の不健康度がわかります。
         

 
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