森の健康診断 結果情報   【2012年度】
 2009〜2016年度調査結果 
ID 58
調査日時 2010-05-27
天気
調査地名 新潟県長岡市(大平山)
グループ名 大平山の森の健康診断
リーダー名 高島
調査メンバ 金内、諸橋、川上、西方、小林、森、田中、佐藤、大野、渡邉、古川、池野、鈴木、坂下、長谷川、河内、日野、米沢、稲垣、高島(計20名)
写真1
写真2
林の種類 スギ
標高 265
斜面方位 北東
斜面傾斜角 30
落葉層被覆率 ある
腐植層被覆率 2〜5cm
草と低木の種数 20
草と低木の被覆率 80〜100%
樹木(植栽木以外)の本数 1
樹木(植栽木以外)の断面積
樹木(植栽木以外)の種数 1
樹木(植栽木以外)の被覆率 0〜20%
枯損木 なし
タケの侵入 なし
平均胸高直径(cm) 35
断面積合計(m2/ha)
上層木(中心木)樹高(m) 20
平均木樹高(m) 24
林分形状比 67.4
haあたり本数 1000
平均樹間距離 3.16
相対幹距(Sr) 13.1
過密度(Srによる) 適正
コメント 新潟県長岡市栃尾地域での、比較的暗い林での調査結果です。

この栃尾地域の杉林は毎年3m近い積雪を経験しています。
その結果、厳しい気象条件に耐えられない杉は、冬の雪や厳しい風に淘汰されてきました。
結果、今現在残っている杉は、個体的に強い木。
その木がたまたま1000本/haの密度であっただけなのです。
ですので、スギヒノキ相対幹距比早見表では「超過密」でも林分形状比は67
これより我々の健康診断結果は

適正=健康!という診断にしたいと思います。

今回の森の健康診断を行ったことにより

○新潟県(積雪地域)では数値だけで、その森のよしあしは判断できない(新潟県独自の人工林の評価の仕方=ものさしが必要である)
○林業にとって「不利」としか捉えられなかった「雪」が、実は自然気象に強い森を作ってくれていることがわかった。


日本のどこよりも厳しい気象条件の中でも頑張っている新潟県のスギ林を
もっともっと顕彰していきたくなりました。


(高島)

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